もう2週間以上前ですが、「ドラゴン・キングダム」を観たので忘れないうちに。
カンフー映画オタクの高校生ジェイソンは、中華街の質屋に足しげく通い、店主の爺さんホップとは顔なじみ。
しかしジェイソンは同級生?の不良たちに脅され、ホップの店に押し入る手伝いをさせられ、なんとホップは不良のリーダーの銃で撃たれてしまう。
倉庫にあった如意棒そっくりの棒を持ち主に届けて欲しいというホップの頼みを聞き、棒を持って逃げるジェイソン。しかし屋上で追いつめられ、如意棒もろとも落下し、気を失っててしまう。
気が付くとそこは映画で見たような、武力と呪いを操るジェイド将軍が支配するはるか昔の中国だった。
村を攻め落とさんとやってきた兵に追い詰められるが、通りがかった酔拳の使い手ルー・ヤン(ジャッキー・チェン)に助けられるジェイソン。
そこで、500年前に将軍の呪いで石にされた孫悟空を救うために如意棒が必要だということ、将軍を倒し平和をもたらすには孫悟空の力が必要なこと、そしてジェイソンこそがそれを実現する"導かれし者"だと知らされる。
如意棒を恐れる将軍から追っ手がかけられ逃げるうち、将軍に親を殺され復讐を誓う女ナイフ使いゴールデン・スパロウ、如意棒を守ると語る僧侶サイレント・モンク(ジェット・リー)が仲間に加わり、如意棒を孫悟空に届けるため、また将軍を倒すため、ジェイソンは二人の師匠のもと修行に励みながら旅を続けるのだった・・・
はっきり言って、タイトルにだまされてました。全然ドラゴン出てこないし(笑)
いやね、ジャッキー&ジェットの組み合わせは魅力的だったけど、タイトルからしてものすごく詰まらなさそうな印象しかなかったので、鑑賞対象ではなかったのです。
半ば無理矢理知人に誘われて観に行ったのですけど、面白いじゃないのよ!
「カンフー=ドラゴン」の時代はそのタイトルでもいいかもしれないけど、ファンタジー物全盛のご時世でドラゴンと言えばあっちを思い浮かべます。
邦題といい、売り方といい、もったいなさすぎです。
オープニングにはかつてのカンフー映画への愛が凝縮されていて、それを見た瞬間「こいつは当たりだ!」と思いましたが、その通りの映画でした。
つまり、予想を思いっきり裏切ってカンフーを思いっきり満喫できる、カンフー映画好きには堪らないオススメ映画です。
ジャッキー扮するルーは酔拳で登場だし、ジェット扮するモンクとルーの格闘では蟷螂だ、虎だ、鶴だといろんな拳法が登場してニヤニヤしっぱなし。
ジェイソンを鍛えるためにルーもモンクも教えようとするけど、師匠は一人でいいとにらみ合ったかと思えば、二人の態度にあきれたジェイソンを二人で「弟子は師匠を敬うもんだ!」と二人で怒ったり、懐かしいノリがてんこ盛りです。
CGやワイヤーアクションも結構使われていますが、ジャッキーとジェットら武術の基礎がしっかりしている人たちの格闘シーンはそんな小細工も気にならず、気持ちよくカンフーを楽しめました。
白髪の魔女などいまいち動きにキレのなかった人もいたのがちょっと残念でしたが。
孫悟空や仙人など中国ならではのモチーフも散りばめられ、少々退屈かもしれない真っ直ぐな物語もテンポよくスピーディに進んでいきます。
ジャッキー・チェン、ジェット・リーがデビューからメジャーになるまで育ってきたカンフー映画の空気をそのままに、現在の技術を使って製作したカンフー映画と言えるでしょう。
少林寺や酔拳などに燃えた人は必見の作品ですぞ。
ちなみに英語の題は「The Forbidden Kingdom」(禁じられた王国)。
中国語は「功夫之王」。
それぞれの国で好き勝手に売れそうな題をつけちゃった感じですね(笑)。
もう先週の話ですが、終了直前の「GHOST IN THE SHELL 攻殻機動隊2.0」を観てきました。(公式サイトはないみたいで、スカイクロラのサイト内のページにリンクしてみました)
あらすじはパス(笑)。
押井守監督作品を映画館で観るのは、多分「機動警察パトレイバー 2 the Movie」以来。正確に言えば「ミニパト」になるけど、自分の中では映画というにはちょっとね(笑)。
(もしかしたら「イノセンス」も映画館で観たかも。DVDだった気もする・・・)
基になる「GHOST IN THE SHELL 攻殻機動隊」(以降「攻殻1」)はDVDで観ましたが、もう随分前の話であんまり覚えてなくて、リメイク作品ではあるけれど初めてのような気持ちでチケットを買いました。
でも観ているうちに思い出すもので、途中からはこのシーンはどう変ってるんだろうとか思うようになってしまって、かえって映画に集中できなかった感じです。
「攻殻1」から一番変わったと言えば一部3DCG化されてることですね。
オープニングのお約束の素子が高いところからダイブするシーンがいきなりCGで始まるもんだから、かなりの違和感。
SACのオープニングもフルCGでしたがまたあれとも違うし、アップルシードとも違う。
で、素子が出ない場面ではアニメ絵なのでこれまた眼が戸惑いますが、"草薙素子"にはこだわってるんだぜ!という思いはひしひしと伝わってきます。
また声も全部撮りなおしみたいで、素子たちの会話が非常に滑らかで間がとっても自然。
TVシリーズでも同じメンバーですから息はピッタリ。
声と言えば、人形使いの声が榊原良子さんに変ったのもかなりの注目点です。「攻殻1」は男性の家弓家正さんでしたから、何となくがない押井作品である以上、声を女性にした意味を考えないわけにいきません。
(実際の性別は不明ですが)男であればバトーとの間で揺れ動く"女"としての素子が前面に出てきますが、人形使いが女となるとそういったこととは別の何かをいろいろ想像してしまいます。
「攻殻1」公開は95年。当時はネットなんて全く一般的ではなく、広大な電子ネットワークや電脳、情報生命体といった要素を一般の人にも分かりやすくするために男女の構図にしたけれど、いまやネットは誰もが触れられるものになり、そういった簡素化も不要だと考え、女にすることで本当に伝えたかったことを表現したのではないか、とかね。
でも、榊原版人形使いが「女」かというとちょっと違う。
より中性的になったと言う感じかな・・・うまく言い表せてないけど。
改めて「攻殻1」を観ればそこがもっとクリアになるかもしれません。
しかし、攻殻は相変わらず(私にとって)話が難しいです。
パンフレットやサイトで検索してようやく事件の全容が理解できて、台詞や仕草の意味に今更驚くというのを繰り返してます。
言い換えれば1回で2度美味しいシリーズなんですけどね(笑)
TVシリーズもまた見返してみようかなあ。と思わせるから本当に恐ろしい作品です。
攻殻機動隊作品を一度も観てないという人も、とりあえず「攻殻1」は観ることをオススメします。
その世界について行けるかどうかは観ないと分からないし、アニメだからとか言って敬遠するのは非常にもったいないです。
なによりこの作品が13年前に作られ、そのメッセージが今になってようやく多くの人が理解できるようになってきたというその濃厚さを、ぜひ感じて欲しいですね。
関係ない話ですが、映画「攻殻機動隊」の続編のタイトルが「イノセンス」で、なぜ「攻殻機動隊2」でもなく副題にもそれが使われなかったのか気になったことがあったんですが、複雑な大人の事情があったみたいです。
アニメならではのややこしさですねえ。
月初日は映画が1000円。
よし、仕事帰りに映画館に行ってポニョを観るぞ〜と思っていたのですが、既に満席。
仕方なく同じ時間帯の空いてるのを探したら一つだけで、それが「ハプニング」でした。
シャマラン監督ということで、大風呂敷を広げた後どういう畳み方をするのかを楽しみにしていたんですが、序盤から人がどんどん自殺するするシーンが目白押しで怖いし、しかも死ぬ瞬間が見えるけど大事なところは微妙に隠れてるもんだから、これがまた想像をかきたてちゃって、私にはある意味ホラー物でしたね、あれは。
ことあるごとに体ビクビクさせてるし、ポップコーンを持ったまま口をポカーンと開けっぱなしだし、あの姿は見せられないです。
はっきりいってラストなんかどうでもいいぐらい怖かったので、どんな映画かよく分かりません(笑)
ビックリ物が好きな人にはいいとは思いますよ。
残念なのはオチが弱くて、これまでの作品のような(とりあえずでも)なるほどと思えるものがなかったことですかね。
まぁ私は途中のビクビクでもう充分でしたけど。
とにかく評価の低い「ゲド戦記」をちゃんと観てから酷評したいと思っていたので、帰ってきてすぐTVをつけて、着替える間もなく始まったゲド戦記を夕飯もお菓子で誤魔化しながら観たわけですが、
何が言いたかったの?
何を表現したかったの?
ゲド原作を2巻までですが読んだ人間としては、ここまでゲドがないがしろにされたゲド戦記が存在していいのかと呆れるばかり。
影もとりあえず出てきたって感じだし、伏線もへったくれも何もないのね。
父殺しの王子様が「俺ってダメな奴なんだ〜」と鬱病全開かと思えば、ヒロインの女の子に抱きしめられて「まだまだいいこといっぱいあるのよ?」(意訳)とささやかれて元気出るとか、なめてんのかw
音楽はいいし街などの描写も惹かれるところはあるのに、なんでこうなるんだろう・・・
確かに、歌のシーンは泣けた。
でもね、どこかの誰かのおかげで
♪こ〜ころおなに〜たとえよう〜
としか聞こえないからもう台無しw
デビルマンともいい勝負するほどのつまらなさですが、デビルマンはまだネタ成分があったものの、ゲド戦記は内容ない割りに堅く作ってるからますます面白くなくて突っ込みようがないし、このモヤモヤどうしてくれよう、ほんとに(笑)
この週末、我慢しきれずに「インディー・ジョーンズ/クリスタルスカルの王国」を観てしまいました。
1957年。アメリカ。
砂漠の中にある米軍基地をある一団が急襲し、基地に潜入する。それはロシアの兵士たちであった。
そして拉致同然に連れて来られたのが、考古学者インディー・ジョーンズと仲間のマックだった。
木箱が大量に詰まれた巨大な倉庫にインディーを案内した女士官は、1947年に米軍が回収したあるものを探し出すように命令する。
その回収に携わっていたインディーは目的の物を探し出し、その浮かれた隙をついて銃を奪うもののマックはロシアのスパイで、またもや大ピンチ。
果たしてインディーは逃げおおせることが出来るのだろうか・・・
というのは、始まって最初のオープニングの話。
しょっぱなからアクセル全開でぶっ飛んでくれます。(ほんとに)
まだ封切られたばかりなので詳しくは書きませんが、インディーファンならニヤニヤしまくること請け合いです!
ピンと来た人もいるでしょうけどオープニングの倉庫は、そうレイダースのエンディングのあの倉庫。
そして今回のヒロイン?のマリオン・レイヴンウッドは、これまたレイダースのヒロイン。
レイダースの若かった二人の時と比べて、大人になった男女のやり取りは見ものですw
また、あらすじの舞台や年代を見てもしや?と思った方は鋭い。
1947年に米軍があるものを回収した事件といえば、宇宙人騒動の「ロズウェル事件」ですし、砂漠の米軍基地といえばUFOでおなじみ(?)のエリア51。
考古学はどこいったんだというご心配は不要。ちゃんと超有名な古代の遺跡に関わってきます。(結局はトンデモだけどねw)
また、大戦後のエピソードということで、敵がナチではなくロシアになり、冷戦真っ只中である象徴的なシーンもオープニングで描かれます。
少し間違えると叩かれかねない描写なんですが、これを笑いにしちゃうあたりはさすがですね。
(まったく許せない人もいるでしょうけど)
それにしてもいろんな事件や有名人に関わりすぎだよ、インディw
毎度のごとく、いやそれ死んでるだろという突っ込みどころ満載の娯楽大作です。
ちょっと残念というか消化不良な部分があったのは、インディーはもちろん、ルーカスもスピルバーグも歳取っちゃったわけで、どこか丸くなって毒や黒い部分が減っちゃってたところかな。
また最後の終わった感がちょっと弱い。
まぁこれは期待しすぎたせいもあったかもしれません。
あと、吹き替えで観てもいいかもしんない。
インディーシリーズってテレビで観てるので吹き替えの方がしっくりくる気がするし、なにより動きが多い上に大きな意味を持つ小さな表現が結構あるので字幕だと見逃してる気がしちゃう。
まあいろいろ書きましたが、ケイト・ブランシェットの女士官最高〜!w
あの髪型ってだけで笑いそうになりますが、インディー顔負けの怪演に吹かずにはいられませんでした。
そんな彼女をエロイと思った私は変態なんだろうか・・・